うつ病は薬だけに頼らず、認知行動療法も加える

薬を飲めばすべて解決、しません

うつ病の治療と聞けば仕事を休み、長期的な薬の服用をするというのが一般的な認識でしょう。ところが、その後に職場へ復帰する患者は大変少なく、例え症状が回善して職場に復帰しても1年後に同じ職場に留まっている患者は約2割です。うつ病で薬物中心の治療で症状を改善できるのは、約2割ということです。ではどうするかですが、薬物以外の治療「リワーク・プログラム」を行なった患者の職場復帰や同じ職場に留まり仕事を続けられる患者は5割に上昇します。この治療方法はうつ病という病気の成り立ちや原因を患者本人が理解し、さまざまな面から治療のアプローチを行ないます。その効果は職場復帰率が9割まで向上することで証明されています。

うつ病を発症する人の特徴

うつ病を発症する人には仕事面や生活面で非常に几帳面であり生真面目、そして責任感が強いという特徴が見られます。あらゆることで配慮や気配りができる長所が、その反面仕事や生活でストレスを受けやすい短所でもあるのです。さらにうつ病を発症すれば辛い症状が沢山現われるため、生きていることすらも耐えられないと感じてしまいます。強いうつ症状は薬を利用して改善する必要がありますが、同時に認知行動療法などを行い考え方や生き方をこれまでとは変えることも重要になります。また、うつ病になった人は生まれつきの体質や人体のメカニズムに起因して、ビタミンB6や亜鉛・ナイアシンなどの栄養不足があります。これらの栄養成分を積極的に摂取することで、心の余裕が生まれるとの研究報告もあるのです。

TMSは、電磁石で発生させた弱い電流を使用するうつ病などの治療法です。その効果は世界中の多くの臨床研究で証明されています。また国内では、脳卒中後のリハビリ治療としても利用されています。